2月, 2012年
スプーンなんて手作りできるの?
スプーンを手作り、なんて本当にできるんでしょうか?
答えは、はい、できるんです。本当に、手作りなんです。
Easy Liivngさんが現在不定期に開催している、大人気のSpoon Cafe。すでに多くの方が口コミやブログで評判を広めあっています。
では、Spoon Cafeでは、具体的にはどんなことをするのでしょうか?
まず、それぞれにデザインを考えます。それからデザインを木に書き写し、糸鋸で大まかに形をとった後小刀で成形、紙やすりで滑らかにして完成です。
さらっと書いてしまえば簡単に見えますが、ワークショップは2日間、大体すべての工程に7時間ほどかかります。小刀や紙やすりの作業は手も痛くなりますし、流血騒動もしょっちゅうのようです。
それでも、毎回満員になるほど人気を集めているのは、手作業や木工のあたたかさと、夢中で没頭できる楽しさがうけているのではないでしょうか。木工のおもしろさにはまってしまい、Cafeのリピーターになったり、家でもチャレンジしてしまう人もいるほどですから、たかが小さな木のスプーン。あなどれません。
木工+おしゃべり
Spoon Cafeが、本当にスプーン作りだけだったら、こんなに人気が出ることはなかったかもしれません。でもSpoon Cafeは、その名の通り、スプーンとカフェ、なのです。
タイトルとしては、コンセプトである、「Cafeで本を読むように、音楽を聴くように、ゆったり木を削る」というところからきているのでしょうが、実際、これまで開催されたほとんどのSpoon Cafeが、飲み物やお菓子がセットになっていました。
出されるドリンクやスイーツにもこだわりが見られます。青森駅前のA−Factoryで開催されたときは、地元の卵のみを使ったスイーツが評判のSkpp Eggからのオムレット。陶芸教室と同時開催だった2回目のharappaでのCafeは、弘前のおしゃれ雑貨ユニットRosetteさんのスイーツでした。
おいしい物があるところには、たのしいおしゃべりが生まれます。とくに、同じようなものに興味を示す人たちが自然と集まっているのですから、なおさらです。
たのしい事とおいしい物におしゃべりが加わったら、もうこれ以上の幸せはありません。Spoon Cafeには、そんな幸せがギュッと詰まっているような気がします。